着物のリサイクルショップ巡りはまるで現代の宝探しです。呉服屋のウィンドーに並ぶ着物と遜色のない素敵な着物がびっくり価格で手に入ります。着物好きならずとも、このワンダーランドを利用しないのは「もったいない」!
Contents
■【魅力その1】新品を買うより安価に手に入る
なんといっても着物のリサイクルショップの魅力はその「安さ」にあります。一生に一度誂えるのがやっとの高根の花だった着物も、着物のリサイクルショップに並ぶ商品なら、平均的なOLのお給料の額でも手が届く価格帯の着物がたくさん見つかるはずです。
■【魅力その2】宝探しのような出会いが楽しめる
成人式や結婚式など、改まった席で着るフォーマルなものというイメージがすっかり定着した着物は、普段に着ることなど考えられない遠い存在となっていました。でも、考えてみればほんの数十年前まで、普通の女性の普段着が着物だったのです。着物のリサイクルショップの中には、そんな時代のアンティーク着物と呼ばれる、今はもう見つからないような珍しい柄や色がたくさんみつかり、熱心なコレクターもいるほどです。そしてリサイクル着物ショップは、フォーマル着物を探している人にもまた、できれば未使用品か未使用品に近い着物を探いしている人にも、強い味方です。リサイクル着物ショップの店内には、たくさんの未使用の着物がたくさんあります。
なぜなら、結婚が決まって着物を何枚か誂えたはいいけれど、結局袖を通すことが無かった。今後も着る可能性がないため引き取ってほしいという持ち込みが圧倒的に多いからです。
新品では考えられないような値段でハイクオリティの着物に出会える可能性が大ですよ。
■【魅力その3】サイズが合えば、仕立て代が無料
リサイクルショップに並ぶ着物は、大なり小なり時間を経た着物になります。当時の平均的な日本人サイズよりも背の高い人、手足が長い人、現代的なスタイルの持ち主の型の着物はあいにく見つかりにくいかもしれません。けれども、中肉中背の平均的な体系の女性、あるいはより小柄な女性にはサイズが豊富に見つかるはず。リサイクル着物からサイズが合う着物を見つけることができれば、仕立て代が浮くことを考えてもお得です。
■【魅力その4】物を大事にする精神「もったいない」
蚕の命を紡いで作られた絹でできた着物。例え、もう着ることはない、と思っても、そのまま処分するのはとても「もったいない」こと。もう着る人がいなくなった着物を受け継ぎ、また自分がその着物の命を活かすことができたらすてきなことですね。
元々着物は、「染め直し」「仕立て直し」が前提にされていたもの。色がさめたりシミができた時はもちろん、年齢よりも派手な色合いになったと感じたら、「染め直し」をして、そうする事でまた新しい着物としてよみがえらせることが普通でした。また、子供が成長するごとに丈出しをして「仕立て直し」をすることも当たり前でした。そんな風に着物は使いまわしをしながら、工夫して装いを楽しむものだったのです。
まとめ
着物は高価で手が届かない高嶺の花、という思い込みを一掃してくれたのがこの着物のリサイクルショップです。リサイクルショップならではの手ごろな価格は、本当は着物を着てみたかった女性達への朗報でした。近頃はおしゃれで感度の高いリサイクル着物ショップがたくさんあります。コーディネートに困ったらきっと目から鱗が落ちるプロならではの提案をしてくれるはず。さあこの週末はリサイクル着物ショップに足を運んでみませんか?